2024/11/15
Webデザイナーの仕事とは?
デザインの力でクライアントの売上に貢献する

Webデザイナーの仕事は、Webサイトやアプリのデザインを考えることです。グラフィックデザインと似ている仕事のように思えますが、ただ見た目の美しさにこだわるだけではなく、ユーザーが迷わず情報を得られたり、購入できるように使いやすいデザインを考えることが重要です。
最近は動画やアニメーションを組み合わせた動きのあるデザインも多くなり、よりデザインの幅が広がってきています。Webデザイナーはこれらの要素を絡ませたデザインを求められるため、大変ではありますがサイトの流入や売上が増えるとやりがいにもつながるでしょう。
またPCやツール、ネット環境が揃っていればどこでも仕事ができるので、フリーランスで活躍したりフルタイムで働くことが難しい主婦などにも人気の仕事です。
Webデザイナーになるには?
Webデザイナーになるためには、デザイン系や芸術・美術系の大学・専門学校に入学する他、独学やスクールに通うことでスキルを身につけられます。
大学の場合、芸術学や美術全般を学びながらデザインの基礎から歴史まで幅広く学びます。情報系の大学の場合、デザインよりもプログラム(コード)に重点を置いている場合があるので入学する際には注意が必要です。
一方専門学校では、Webデザイナーとしての就職を目指し、Webデザインに特化したスキル取得のカリキュラムがメインとなっています。PhotoshopやIllustratorなどのデザインツールの使い方をはじめ、コードの書き方からUI/UXデザインの考え方を実習をメインに身につけます。
また産学連携やインターンシップなどにより、在学中からWebデザイン会社での経験を積めることが多く、就職後に即戦力となれる実力も身につけられます。
就職先としてはWeb制作会社や企業のWeb・広報部門などがありますが、先ほども述べた通りフリーランスで活躍している人も多くいる仕事です。

Webデザイナーの年収はどのくらい?
Webデザイナーの年収は、経験やスキル、勤務する企業によって異なりますが、正社員なら平均年収が480万円というデータがあります。
※令和4年度賃金構造基本統計調査より
入社一年目や未経験スタートの方の場合、初任給は300万円前後になることが多いですが、経験を積んでスキルを高めていくことで、年収が上がる可能性があります。
特に、PHPやPython、Rubyなどバックエンドも扱えたりUI/UXデザインのスキルを持つWebデザイナーは、より高い年収を得るチャンスが広がるでしょう。
フリーランスとして活動する場合、収入は案件数やクライアントによって大きく変わりますが、成功すれば年収500万円以上も可能です。スキル次第で年収に大きな幅が出る職業です。
Webデザイナーの将来性は?
企業のWebサイトやオンラインショップ、ブログなどの需要が増え続ける中で、ユーザーにとって魅力的かつ使いやすいWebデザインが求められています。また、スマートフォンやタブレットなど複数のデバイスで適切に表示されるレスポンシブデザインや、ユーザーの行動を意識したUI/UX設計の重要性が増しているため、これらのスキルを持つデザイナーは特に高い需要があります。
Webデザイナーになるために資格は必要?
Webデザイナーになるために必ず持っておくべき資格はありません。しかし、就職の際に役立つ資格もあります。
まず『ウェブデザイン技能検定』は学科と実技試験によりWeb制作に関する知識とスキルどちらも証明できる国家資格です。合格すれば、合格した等級の『ウェブデザイン技能士』を名乗ることができます。
次に、デザインツールのスキルを証明できる資格として『Photoshopクリエイター能力認定試験』『Illustratorクリエイター能力認定試験』や『Adobe Certified Professional(Photoshop・Illustrator)』があります。これらは、デザインソフトを使いこなせることを示すため、実務に直結したスキルとして評価されます。
さらに『HTML5プロフェッショナル認定試験』や『Webクリエイター能力認定試験』は、コーディングスキルを証明するため、フロントエンドデザインに強みを持つことができる資格です。
Webデザイナーに向いているのはどんな人?
Webデザイナーは、Webサイトの見た目を整え、使いやすいレイアウトを考える仕事なので、デザインに興味がある人が向いています。さらに、ユーザー目線で、どうすれば使いやすいかを考えることが苦にならないことも大切です。
デザインツールやプログラミング言語は進化し続けているため、常に新しいスキルを学ぶ姿勢が求められます。クライアントの要望を理解し、それをデザインに反映させる力が求められるため、人の話のポイントをつかめることは大切です。
Webデザイナーになるにはこの学科!

デザイナーとしての下地となる「作る力」を学び、プロの現場と同様のプロセスで高度な制作スキルを習得
今までデザインを学んだことがない人、PCツールを使ったことがない人、そんな初心者でも安心してプロのWebデザイナーを目指せるWEBデザイン専攻。
まずはグラフィックデザイン学科の1年次前期で土台となる表現力を身につけ、後期からデザインの仕事の経験を目的とした実践的な制作課題を行い、しっかりと基礎知識とスキルを身につけます。
Webデザイナーに関連する仕事
- グラフィックデザイナー
- 広告デザイナー
- アートディレクター
- エディトリアルデザイナー
- パッケージデザイナー
- ブックデザイナー
- DTPオペレーター
- コーダー
- モーショングラフィッカー