2023/11/10
マンガ編集者はどんな仕事?
求められるのは本気度×クリエイティブ力

マンガ編集者は、世界中で多くの人を魅了するマンガ業界に欠かせない存在です。漫画家が締切に間に合うようにサポートをしたり時には叱咤激励できる真面目な性格と、新作やスランプに陥っている時に助言ができるクリエイティブな性格が混在していなければ成功しない、やりがいのある仕事です。 漫画を雑誌や単行本に掲載するための一定の編集技術が必要とされ、さらに表紙や巻頭カラーなどでは見栄えを良くするための技術やセンス、読者をその漫画の世界観に引き込むための魅せ方を知っておく必要があります。
マンガ編集者の収入はどれぐらい?
中小の出版社であれば年収340万円から380万円程度が一般的ではありますが、大手の出版社やプロダクションともなれば、600万円ほどになる人もいます。また人気作家の担当となると、編集長などへの道も開き、年収1000万円以上になる人もいます。
マンガ編集者になるには?
マンガ編集者になるには高校卒業後、大学の文学系統や専門学校の漫画学科や編集学科などを経て、出版社に就職する必要があります。

マンガ編集者になるには必要な資格はある?
マンガ編集者に必要な資格は特にはありません。しかし、編集に関する資格には以下のような資格があり、取得していると就職に有利になる場合もあります。またパソコンの操作は必須であるため、MOSなどの資格も役に立つでしょう。
- MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)
- 書籍製作技能検定
- DTPエキスパート認証試験
- 校正技能検定
- 普通自動車免許
マンガ編集者に向いているのは?
まず、マンガ編集者は漫画家と同様に高い創造性を持っていることが必要です。なぜならキャラクターや設定、作品のテーマなどを漫画家に対して助言することが多くあるためです。また、マンガの内容についても、斬新なアイデアを出す必要があります。
逆に読者層をよく理解し、読者の興味を引くことも必要です。恋愛漫画であれば、作品のキャラクターに感情移入できるようなセリフや表現を、サスペンス漫画であれば緊張感やトリックを演出するための設定など、さまざまなテクニックを駆使して読者を漫画の中に深く引き込むことができなければなりません。
また、漫画家とのコミュニケーションは必ず必要となってきます。漫画家という職業柄、コミュニケーションが苦手な人も少なくありません。コミュニケーションの苦手な人ともうまくやりとりができる能力が必要となってきます。
最後に、マンガ編集者は、1人で何人もの漫画家の担当を受け持つのが普通です。多くの連載作品とその進捗状況を同時進行で把握する必要があるため、スケジュール管理ができることが求められます。
マンガ編集者になるにはこの学科!

東京デザイナー学院のマンガ学科 マンガ原作専攻では漫画のネームやシナリオの作り方はもちろん、キャラクター設定や基礎のコミック技法も勉強できます。 自分の考えたテーマや世界観を新しく、かつ面白く表現する方法や、読者に分かりやすく伝える方法を学び、漫画家へのアドバイスを的確にできる編集者を目指します。
マンガ編集者に関連する仕事
- 漫画家
- イラストレーター
- 漫画原作者
- 編集者(広告・出版)