2025/02/05
ファッションデザイナーの仕事とは?
オシャレ、着心地がいい...そんな理想の服を自分の手で作る!

ファッションデザイナーは、服やアクセサリーをデザインする仕事です。みなさんが着ている服、憧れのブランドの洋服、人気アパレルショップの商品なども、すべてファッションデザイナーが手がけています。
具体的な仕事内容としては、新しいデザインを考えてスケッチを描き、生地の選定や型紙の作成、サンプル制作のディレクションなどを行います。型紙作成やサンプル制作はパタンナーや縫製スタッフが行うことが多いですが、ブランドによってはデザイナーがサンプル作成まで担当することも。
また、その季節の流行やトレンドカラーを研究したり、街の人々のファッションを観察したり、世界中のコレクションやSNSから情報を集めたりして、次のシーズンの流行を予測することも重要です。
ファッションデザイナーになるには?
ファッションデザイナーになるには、主に服飾系の専門学校や大学で学ぶ方法があります。
大学の場合、ファッション学部や家政学部、芸術学部で学べることが多く、4年間でファッションの歴史からデザイン概論、服の構造、素材の知識、作品制作や研究といった専門分野から一般教養まで幅広い学問を学びます。
一方専門学校では実習中心のカリキュラムで、パターン作成、縫製、スタイリングやブランディングファッションに関する専門的な技術と知識を実践的に学び、2年間でオリジナルデザイン制作までの技術を身に付けます。デザインだけでなく撮影、動画編集といった発信のスキルや、DXファッションなど時代を先取りした学びを展開している専門学校もあり、時代の変化に対応しながら即戦力のファッションデザイナーとして活躍するための学びが充実しているのが特徴だといえます。
大学と専門学校どちらに進んでも、卒業後はファッションブランドやアパレルショップへの就職、もしくはオリジナルブランドを立ち上げるなどの道があります。

ファッションデザイナーの年収はどのくらい?
ファッションデザイナーの年収は、勤務先のブランドの知名度や経験年数によって異なりますが、新人デザイナーの場合は250〜300万円程度からスタートし、経験を積むと400〜600万円程度になることが一般的です。厚生労働省提供 職業情報提供サイト「job tag」によると、正社員であるファッションデザイナーの平均年収は509万円程度。有名ブランドのチーフデザイナーになると、800万円以上の年収も可能です。
また、独立してブランドを立ち上げる道もありますが、その場合は売上や経営状況によって収入が大きく変動します。人気ブランドとして成功すれば、より高い収入を得ることも可能です。
ファッションデザイナーに向いているのはどんな人?
洋服やアクセサリーのデザイン画を描くのが好きな人、家庭科の被服実習が楽しい人や、ファッションコーディネートを考えるのが好きな人はファッションデザイナーの素質があります。また、ファッション雑誌を読むのが好きで、街で見かけるおしゃれな人の服装をチェックするのが習慣になっている人も向いているでしょう。
ファッションは特に流行に左右される業界です。ファッションに限らず流行に敏感な人、新しい物好きな人にもおすすめです。
ファッションデザイナーになるために資格は必要?
ファッションデザイナーは資格よりもデザイン力とセンス、そして実際に作品を作る技術力が重要。自分でデザインした服を制作したり、作品集(ポートフォリオ)を充実させることが、キャリアアップの近道となります。
とはいっても履歴書にかける資格があれば就職時のアピールポイントに役立ちます。技術力を証明する資格として「パターンメーキング技能検定」や「ファッションビジネス能力検定」などがあります。また、「色彩検定」や「テキスタイルアドバイザー(衣料管理士)」などの資格はデザインセンスを鍛えたりスキルアップに役立つでしょう。
ファッションデザイナーの将来性は?
ファッション産業はデジタル化やサステナビリティ(環境配慮)の流れの中で大きく変化していますが、魅力的なデザインを生み出すデザイナーの重要性は変わりません。特に、環境に配慮したエシカルファッションや、デジタルファッション、カスタマイズ可能な商品など、新しい分野での活躍の機会が増えています。
また、SNSの発達により、個人やスモールブランドでも世界に向けて発信できる機会が増えており、才能があれば小規模からでも成功するチャンスが広がっています。
ファッションデザイナーになるにはこの学科!

「時代」を意識したカリキュラムで流行に強いファッションデザイナーを育成
デザインだけでなく、ビジネス、マーケティングも学ぶファッションデザイン学科。
入学後まずはシャツやワンピースを作成し、自分のデザインが形となることの達成感を高めます。
最終的にはオリジナルブランドの企画から制作、告知(拡散)、販売までを一貫して学び、ファッションの現場で即戦力となるデザイナーを目指します。
ファッションデザイナーに関連する仕事
- 衣装デザイナー
- パタンナー
- スタイリスト
- バイヤー
- コスチュームデザイナー
- マーチャンダイザー