
本校を選んだ理由を教えてください。
フィギュア制作に必要な造形・複製・塗装などの基礎から実践的な技術まで、段階的に学べる環境が整っていると感じたからです。原型制作を中心に、業界を意識した指導が受けられる点に魅力を感じました。 また、ネロブースや3Dプリンターをはじめとした設備や機材が充実しており、実際の制作現場を想定した学びができる点も大きなポイントでした。
いつからこの業界を目指していましたか?
私は大学在籍時、コロナ禍の影響により十分な学習環境を得られず、将来に対する模索の日々を過ごしていました。
そのような状況の中で心の支えとなったのが、ホビー・フィギュア業界でした。
入学当初は、漠然とフィギュア業界への就職を志していましたが、塗装の授業を通じて、「フィニッシャー」という職種の存在を知りました。
その後、目標が明確になり、フィニッシャーを志して制作と学習に継続的に取り組むようになりました。
印象に残っている授業内容はなんですか?
最も印象に残っている授業は、塗装の授業です。単に色を塗る技術を学ぶだけでなく、作品ごとに求められる表現や完成イメージを読み取り、それを再現するためにどのような工程や判断が必要かを学びました。塗装が作品の印象を大きく左右することを実感し、この授業をきっかけにフィニッシャーという職種を明確に意識するようになりました。
在学中一番の思い出はなんですか?
1年生の塗装の授業補佐を行った経験は、自分自身の成長につながる非常に貴重なものでした。人に教えるためには、曖昧な理解では通用せず、自分の知識や技術を改めて整理する必要があります。その過程で、自分が理解しきれていなかった部分や課題にも気づくことができ、学びをより深めることができました。教える立場になることで、技術面だけでなく考え方や伝え方も鍛えられ、結果として大きく成長できたと感じています。
勉強以外でやっていて良かったことは何かありますか?
家に塗装ブースを設置し、家でも塗装をしていました。勉強・授業の製作に使うだけでなく、自主制作として作品数を増やし、ポートフォリオを充実させることが出来ました。
また、元々ソーシャルゲームのキャラクターに詳しくなかったのですが、業界を目指す上で必要な知識だと思い、SNSなどを通じて情報を集めていました。
就職・デビュー活動に役立った本校のサポートを教えてください。
履歴書・ポートフォリオの添削や就職面談は、就職活動に向けて非常に役立ちました。特に、自分では気づきにくい履歴書の表現や作品の見せ方について具体的なアドバイスをいただけた点が印象に残っています。また、面接に向けた準備や心構えなど、作品制作以外の部分でも丁寧にサポートしていただき、本番では落ち着いて臨むことができました。
社会で活躍する人材になる上で、本校のどんな学びが活きてきそうですか?
本校での学びの中でも、作品やポートフォリオの制作を通して培った「考える力」や「伝える力」が、社会で活躍する上で特に生きてくると感じています。課題に対して目的やターゲットを意識し、自分なりに工夫しながら形にしていく経験は、仕事において求められる問題解決力につながると考えています。
制作現場だけでなく、社会人として円滑に働くための土台になると思います。
今、目標としていることはどんな人や事柄ですか?
多くの版権フィギュアを制作する企業に携わる立場として、作品ごとに異なる世界観や表現を的確に再現できるフィニッシャーを目標としています。版権ごとに求められる色味や質感、仕上がりの方向性は大きく異なるため、それらを正しく理解し、柔軟に対応できる技術力と判断力が不可欠だと考えています。ジャンルやテイストに左右されることなく、安定したクオリティで制作に貢献できるフィニッシャーとして成長していきたいと考えています。
業界を目指して進学を検討している方へのメッセージをお願いします。
本気でフィギュア業界を目指す覚悟がないのであれば、正直ここに来る意味はありません。入学するからには、覚悟を決めて本気で取り組んでください。目標を持たず、行動もしないままでは、2年間はあっという間に過ぎてしまいます。 一方で、学校には同級生・先輩・先生にいつでも質問できる、とても恵まれた環境があります。周囲と刺激し合いながらレベルを高められるこの場所を、ぜひ最大限活用してください。
※掲載内容は、2026年4月のインタビュー当時のものです。
