
★入社後にかかわった一部作品
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グレンダイザーU
©Go Nagai/Dynamic Planning-Project GrendizerU
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陰陽廻天 Re:バース
©作乃藤湖/「陰陽廻天 Re:バース」製作委員会
★現在のお仕事についてお聞きします
どのような業務をされていますか?
主にセルルック系の映像作品におけるキャラクターやモンスター、ロボットなど様々なモデルのセットアップ作業を行っています。また、モデリング/リギング/アニメーション等に必要であったり、あると便利なツール類の開発も行っています。
今後の目標を教えてください。
現在はテクニカルに特化した業務を行っておりますが、今後はモデリングやアニメーション、エフェクトといった幅広い分野を学び、一連のクリエイティブ技術を身に着けていきたいと考えています。
★学生時代についてお聞きします
どんな勉強をしていましたか?
モデリングを中心にアニメーションやスクリプト。エフェクトといった幅広い分野を勉強していました。
お気に入りの授業は何でしたか?理由もお願いします。
ZBrushの授業がとても楽しかった印象があります。当時、ポリゴンモデリングにおけるトポロジーや作り方にばかり気を取られて中々納得のいく作品が作れない状態だった時に、Zbrushに出会って造形に対して向き合うことができた気がしています。もちろん、最終的にトポロジーを整えたりする必要はありますが、無駄に作り方ばかり考えて作業が進まない状態から抜け出すきっかけになったと感じています。
学んだことのなかで、現在も役に立っていることは?
仕事において、自分の作業が他工程と無関係ということは絶対にないため、学生時代に学んだことはすべて今の業務に役に立っていると思っています。リグを組む際もツールを開発する際も、各工程の作業内容を把握しておくことでよりクオリティーの高い仕事が出来ていると思っています。
学生生活でオススメの過ごし方は?
とにかくよい作品を見ることが大切だと思います。物の良し悪しを理解することと自分が好きなものを理解することが、良い作品制作への一歩だと思います。クリエイティブの勉強をしていると、作品を作ること(アウトプット)ばかり考えてしまいますが作品を見る(インプット)はクリエイティブには必須になるので、たくさんの作品を見るのがよいと思います。
一番思い出に残っていることは?
卒業制作でグループ制作をしたことが一番記憶に残っています。卒業制作は決して楽しいことばかりではなく、むしろ大変だったことの方がおおかったように感じます。ただ、自分一人では作れない作品に多くの仲間とチャレンジすることは、現在の仕事をする上でもとても有意義でかけがえのないものだったように思います。
★就職活動についてお聞きします
就職活動で大切にされていたことは何ですか?
とにかく多くの人と話をすること意識していました。クリエイティブの業界なので作品の良さはもちろん必要ですが、仕事をしてみて思うのはたとえクリエイティブ業界でも多くの人で一つの作品を作り上げるのにはコミュニケーションが必要不可欠でそこから構築される信頼はとても重要なものだと感じます。また、この業界では書類選考と面接・面談を行っている企業さんが多い中、学生の方の中では面接に苦手意識を持つ方も多いです。ですが、面接もあくまでコミュニケーションの場だと考えています。家族やクラスメイト、先生などとコミュニケーションをとることはある意味面接練習のひとつではないかと思っています。
就職活動で悩んだ時、どのように乗り越えましたか?
学生時代は自分の作品に自信が持てず積極的に応募をしなかったため、就職活動が上手く進まず苦労したのを覚えています。そんな中、とある企業説明会の際に思い切って自分の作品を企業の方に見ていただいたところ、インターンにお誘いいただくことができました。この時は、担当の方とお話をして作品のクオリティーは確かに大事だけど採用する側はそれ以上に多くのことを見ているのだと感じました。何はともあれ、大切なのはとにかく行動しなければ結果は出ないということです。そして、クリエイターを目指す人にとってそれは作品を見せることだと思います。もし、ダメだったとしてもきっと色んな意見やアドバイスがもらえるので、それを生かして次につなげることが良い結果につながっていくのだと思っています。
この学校を選んだ理由、決め手になったことは?
現役クリエイターの方々が講師をされている点と自分が社会人からの進学だったので同じく社会人経験のある人が多いという点からこの学校を選びました。
★夢に向かって頑張る「高校生」に向けてアドバイスをお願いします
分野選びのポイント・視点は何ですか?
とにかく自分がやりたいことをまず考えてみましょう。「高収入」「安定」「やりがい」、何をどこまで求めるかは人それぞれです。自分が望むものを明確にしたうえで、若い内は特にチャレンジしてみるのが良いと思います。
専門学校へ入学前にやっておいたほうがいいことは?
デッサンやクロッキーなどは学生でも道具を揃えやすく、クリエイティブの基礎になるのでお勧めです。あとは、好きな作品や良い作品をたくさん見るのが良いと思います。
高校生に熱いメッセージをお願いします!
自分のやりたいことをしっかり自分自身で考えて選ぶことが大切だと思います。若い内から可能性を決めつけずやりたいことに全力で取り組んでください。
※掲載内容は、2025年11月のインタビュー当時のものです。
