
金澤遥人 撮影 参加作品
映画『室井慎次 破れざる者』
映画『室井慎次 生き続ける者』
映画『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』
劇場版『TOKYO MER~走る緊急救命室~南海ミッション』
映画『裏社員。-スパイやらせてもろてます-』
NHK連続テレビ小説『ばけばけ』

映画『ドランク・オブ・ザ・デッド』 監督・脚本:佐野航
ハンブルグ日本映画祭ノミネート
※撮影:金澤ハルト としてクレジット

映画『NEVER GIVE UP!!』- Directed by Kenta Kito
(映画『諦めるな!』:鬼頭賢多)
ロサンゼルス短編映画祭 【初監督作品部門】最優秀賞
※撮影:金澤ハルト としてクレジット


★現在のお仕事についてお聞きします
この業種、仕事を選んだキッカケは何ですか?
幼少期から映画を観ることが好きで、どのように作っているのか気になったことがキッカケです。初めの頃はCGに興味を持ったことでVFXの世界に出会いました。しかしVFXの授業で見た撮影現場の雰囲気がとても魅力的に見えカメラマンを意識するようになったことで今の業種を選びました。
どのような業務をされていますか?
CMや映画の撮影現場においてカメラマンのアシスタントをしています。アシスタントといっても上から1st,2nd,3rdの分業制となっていて私は2nd(フォーカスプラー)と呼ばれる主にピントを合わせるポジションについています。
仕事の魅力、やりがいを教えてください。
映画作品の場合、エンドクレジットに名前が載ることが1番のやりがいとなっています。また撮影で日本各地の様々な場所に訪れ、撮影が終われば現地の美味しい物が食べれたりするのも魅力の1つだと思います。
今後の目標を教えてください。
映画業界に入ったからにはハリウッド映画に携われるようになりたいと考えています。またカメラマンとしても色々なジャンルの映像に挑戦して自分の得意な映像手法を見つけたいと思います。
★学生時代についてお聞きします
どんな勉強をしていましたか?
VFX専攻だったのでNUKEやAEを使った合成や、MAYAとHoudiniを使ってモデリングの勉強をしていました。
お気に入りの授業は何でしたか?理由もお願いします。
合成で使用する映像素材を撮る撮影実習が、当時カメラマンを意識していた私にとってお気に入りの授業でした。
学んだことのなかで、現在も役に立っていることは?
合成作業において撮影現場の環境情報がいかに大切か学べたことは、撮影部になった現在でもCG部との円滑なコミュニケーションを取るうえで役立っていると思います。
学生生活でオススメの過ごし方は?
同級生はライバルでもありますが同じ分野に興味がある仲間でもあるので、その仲間たちと一緒に何か作品を作ることが刺激にもなっていい機会だと思います。私の場合は何人かのグループで1人ずつ監督をしてみんなで手伝い合っていました。
一番思い出に残っていることは?
合成を使用して映像作品を作る課題があり、私のグループは「メンインブラック」のオマージュ作品を制作することになりEスタにあるクレーンを外に持ち出し撮影したことが1番思い出に残っています。その際にクレーンの講習会を開いていただけたことも印象に残っています。
★進路を決めた時についてお聞きします
いつフリーランスを目指そうと思いましたか?
社会人3年目で入った会社で多くの撮影関係の方と繋がれたことがきっかけでフリーランスを目指しました。
フリーランスを目指す中で大変だったことを、どのように乗り越えましたか?
会社と違って自ら仕事を取らないといけないので継続的に仕事ができるくらいの人脈を確保することが大変だったのですが会社時代に繋がれた撮影関係の方達の紹介などを受け乗り越えることができました。また税金関係について何も知らない状態だったのでネットで調べたり知り合いに聞いたりして解決しました。
この学校を選んだ理由、決め手になったことは?
VFXについて学べる学校を探していたのですが、オープンキャンパスで東デを訪れた際に撮影スタジオなどの設備の充実さや講師の方の雰囲気に惹かれこの学校を選びました。
★夢に向かって頑張る「高校生」に向けてアドバイスをお願いします
分野選びのポイント・視点は何ですか?
その分野にとても興味があり、とにかく学びたいと思うものを選んだ方が良いと思います。私の場合は結果的にVFX以外の道に進みましたが、CGに興味を持っていなかったら出会えなかったと思います。学びたいという気持ちがあれば色々なことに挑戦できると思うのでぜひ興味を持てるものを探してみてください。
専門学校へ入学前にやっておいたほうがいいことは?
たくさんの映画を観ることが良いと思います。色々な映画を観ることは自分のアイデアの引き出しを増やすことにも繋がるので授業の課題制作などで役に立つと思います。また新しいアイデアを生み出すきっかけにもなるので様々なジャンルの映画を観ることがおすすめです。
高校生に熱いメッセージをお願いします!
夢があるなら諦めないことです。私は小学生の頃に映画業界に興味を持ちそこから現在まで諦めることなく進み続けた結果映画業界に入ることができました。学校でも大変なことが出てくると思いますがそこで諦めずに乗り越えてほしいです!そして出会った仲間を大切にしてください!
※掲載内容は、2025年9月のインタビュー当時のものです。