MOVIE
★作品についてお聞きします
作品のテーマは?
既存のサービスやデザインから、プログラミングと土台になる数学まで掘り下げたところで新しいアイデアを生み出し、アイデアを実現するための仕組みを考えた後に評価を受け、プロジェクトが成立するまでの過程をイメージして作成しました。
そのテーマにした理由と、誰に何を伝えたかったかを教えてください。
1つ目は、卒業した大学でUXデザインを勉強していたことが影響しています。既存のサービスを調査分析して企画を考えること、評価を受けるまでの準備が大変だったことが強く記憶に残っているので、その大変さと過程を知ってほしいという気持ちが始まりです。プレゼンテーションなどの評価の場では、自信をもって発表したところ決してポジティブとは言えない多くの意見に圧倒されたので、その様子を表現したかったのもあります。
2つ目は、映像関係で自分ができることを多く詰め込みたかったという気持ちです。技術的にはまだ拙い部分だらけではありますが、今できることやレベルを自身で確かめたかったので、ソフトの機能を多く使うことを優先した構成になっています。タイトルに『v1.0』が付いているのは、今のレベルからもっと成長したいという気持ちも込めています。
完成までに苦労したこと、それをどのように乗り越えたか教えてください。
数多くあるなかで3つに絞ると、1つ目はグラフィックのアイデアが中々出てこなかったことです。経験も引き出しも少ない状態なので、モーショングラフィックスが含まれる様々な映像をスロー再生で何回も見たり、配布されているプロジェクトデータを覗いてモーションの付け方などを勉強することに普段よりもかなり時間を使いました。絵コンテを無理に描こうとすると逆に手が止まってしまうので、その時はとりあえずPC上で何か図形を適当に動かして「なんか良さそう!」と思えるものができたら、コンテを描かずに流れで一気に作れるところまで作り、後で絵コンテにまとめておくという、絵コンテ作りとPCを行き来きする制作の仕方をとっていました。絵を描くことでアイデアが思いつく場合と実際のソフトを触ることで思いつく場合があるので、制作の進め方として綺麗ではないかもしれないですが、アイデア優先で気分を変えながら制作を進めるようにしていました。それでも何も思いつかず焦りで手が完全に止まってしまうこともあったので、その時は先生や友人に相談に乗ってもらい解決していきました。
2つ目は3D関係です。最後にCinema 4Dを使ったカットがありますが、モデリング経験がほぼゼロでエッジの引き方なども分からない状態だったので、力技にはなりますが破綻している部分が見えないよう、モデルが映る角度を調整しながら作成しました。 最後に、考えたテーマが伝わる映像になっているか悩みました。言葉で説明すると理解してもらえることはありますが、『映像で伝える』という点において、今も技量がまだまだ足りていないと痛感しています。勢いに任せて作ったカットが映像のテーマを破綻させてしまうことが多いので、少しでも軽減するために、テーマと大まかな流れだけは最初の段階で時間をかけて考えて、文章化かマッピングをして紙に残すようにしていました。
卒業後の目標と、目標に向けてチカラを入れていきたいことを教えてください
私は映像のほかに音楽を聴くことが大好きなので、音楽の魅力や世界観をさらに引き立たせることができる映像クリエイターになりたいと考えています。音楽関係はもちろん、それ以外の映像でも3D表現は多く使用されているので、今は特に3D関係を強化していきたいです。また、コンポジットにも興味がありますが、時間の使い方があまり上手ではないので優先順位を考えながら制作管理能力を身につけていきたいところです。
※掲載内容は、2025年11月のインタビュー当時のものです。
