受賞歴
1年生学園祭 優秀賞
★作品についてお聞きします
作品のテーマは?
前期設計1aの授業課題の場所である神保町の古本文化という特徴を活かし、人々と本と、まちが緩やかに繋がれる拠り所を作りました。
そのテーマにした理由と、誰に何を伝えたかったかを教えてください。
神保町は古本の町として独特の落ち着きを持つ一方で、立ち止まって休むような場所が少ないと感じました。 忙しい日常の中でも、"立ち止まることの豊かさ"を感じてもらえたらと思って設計しました。
完成までに苦労したこと、それをどのように乗り越えたか教えてください。
神保町の雰囲気に合うデザインバランスを取るのが難しかったです。有機的なデザインにしすぎると街から浮いてしまうし、古すぎると新しさがなくなると思います。 街に溶け込むデザインに悩んだので、周辺建物の模型をつくって試作案を置き、見え方を確認しました。 植栽の配置も工夫して、通りを歩く人が自然に緑を感じられるように意識しました。
卒業後の目標と、目標に向けてチカラを入れていきたいことを教えてください
将来は、地域や人々の生活、思いに寄り添う空間をつくる設計者になりたいです。 そのために、空間の使われ方や素材の質感など、人の感覚に寄り添うデザイン力をもっと磨いていきたいと思っています。 そのために、模型づくりや図面表現はもちろん、建築の基礎的なことにも力を入れていきたいです。 一つひとつの基礎をしっかり身につけて、そこから自分らしい表現や発想につなげていけたらと思っています。
選考した先生からのコメント
この課題は神保町に休憩スペースを設計する課題です。 敷地は表側は大きな通りに面し、裏側は道幅が2m以内のヒューマンスケール路地に面している場所です。また、この路地には雰囲気のある喫茶店やレンガ造りの飲食店など、古い神保町の街を残したようなところです。 吉沢君の作品はこの両方の通りにはない新たな有機的な要素で設計に取り組みながらも、どちらの通りに対しても良い関係を構築するような細かな心くばりが感じられるところを評価しています。そして大きな階段や中庭など中で休む人が楽しめる場所が適度に配置され、とても心地よい空間がつくれていると考えています。
※掲載内容は、2025年11月のインタビュー当時のものです。
