
★作品についてお聞きします
ズバリ!作品のテーマは?
近未来です。
そのテーマにした理由を教えてください。
「進路を決めないといけないけどどうすれば良いかわかんない」という人が少しでも前に進むきっかけとなってもらえれば良いなと思いこのテーマにしました。
作品に込めた「想い」を教えてください(誰に、何を伝えたかった、などもあれば)。
まだ将来の夢がない、やりたいことがない人に向けた衣装。
未来は未知数でその時の選んだ未来はその先の未来につながっています。
また、その時の体験や考え、感じたことはかたちを変えて将来役立つものです。
それが向いていても向いていなくてもその経験から得られるものがあると思います。
もし今、興味があるもの、好きなものがあるなら恐れずに挑戦してみて欲しいという気持ちを込めました。
一番チカラを注いだポイントを教えてください。
アシンメトリーのデザインなので全体のバランスを見ながらパターン(服の設計図)を描いたことです。
上身頃の斜めのラインは他の部分の修正の際に一緒に直さないといけないことが多かったので大変でした。
さらに、実際使用する布で作る前に試作用の布で立体にしないといけないのですが、シンメトリーなデザインのものは半身を作るのに対して、アシンメトリのーデザインは全身を作る必要があるので修正の度に立体におこしバランスをみるという繰り返しでした。ですが、パターンの線は完成した際に少しの線の角度の違いでも全体の印象が変わってしまうこともあるので妥協せず時間をかけこだわりました。
完成までに苦労したこと、それをどのように乗り越えたか教えてください。
大きく2つあります。
1つ目は、プリーツが多く一本一本手作業で折ったことと、プリーツの折りが消えないように表から見えない裏の折部分にスッテッチを入れていることです。また、縫製を行えた期間が2週間という短い期間だったので、大変でした。
ですが、プリーツはこのワンピースのポイントでもあるので、妥協せずより効率良く正確に仕上げることを考えました。
2つ目は、上身頃です。上身頃は裏地のあるデザインになっています。
裏地のないデザインに比べると縫製が複雑になることに加え、元のデザインが複雑な形なのでより縫製が大変でした。縫製手順を頭の中で考えながら先生に相談して製作していきました。
今後の作品作りでチカラを入れていきたいことは?
今後は装飾を取り入れたデザインもしていきたいと考えています。
さらに生地感をこだわることと、衣装製作の際は着脱方法も大切なのでそこも意識してデザインしていきたいです。
また、撮影の際にはフィッティングの仕方やヘアメイク、モデルで作品の印象も変わってくるのでそこもこだわっていきたいと考えています。
今回のワンピース製作での改善点や気付きを今後の製作に活かしていけるようにしたいと考えています。
卒業後の目標を教えてください
私は将来衣装製作に携わる仕事につきたいと考えています。 そのためには、縫製技術をもっと上げることと衣装製作の経験をもっと積むことが必要だと考えています。
進路選びをする高校生に向けてアドバイスを!
「やりたいことが決まらない」や「特にない」という人は、少しでも興味あることが学べる学校のオープンキャンパスに参加して実際に体験してみて欲しいです。そこで、「面白いかも」「もっとやってみたい」「ちょっとイメージと違うかな」など色々な気づきがあると思います。 その気づきの中で「もっと学んでみたい」と思えるものがあったらぜひその道に進んで欲しいと私は思います。 進路を決める中で、将来好きなことを「仕事にする」「趣味にする」など選択することは色々あると思います。親や周りの人にアドバイスをもらうこともあると思います。ですが、その道を歩んでいくのは自分なので後悔しない進路を選んで欲しいです。そのためにも沢山いろんなことに挑戦して体験して迷って進路を決めて欲しいです。沢山迷って自分で決めたからこそ、その先大変なことがあっても頑張れると思います。 進路選びは大変だと思いますが頑張ってください。