★作品についてお聞きします
ズバリ!作品のテーマは?
「宇宙を渡航する最強生物」と「ニャルラトホテプ」です。
そのテーマにした理由を教えてください。
もともとクトゥルフ神話が好きで、その中に登場してくる神様をコンセプトに自分なりの解釈や色使いで描いてみたらどうなるのか試してみたいと思ったからです。
作品に込めた「想い」を教えてください(誰に、何を伝えたかった、などもあれば)。
クトゥルフ神話というのはなんとなくおどろおどろしいイメージが先行するジャンルなので、あえて鮮やかな色やポップな技法を沢山使って「こういう描き方も面白いのでは?」という想いを込めました。
加えて私はニャルラトホテプというトリックスター的立ち位置にいる神性が好きなので、元ネタであるクトゥルフ神話を知っている人には「ニャルラトホテプはいいぞ!」という想いを、知らない人には「このキャラデザすごいでしょ!とっておきだよ!」という想いを伝えたかったです。
一番チカラを注いだポイントを教えてください。
せっかくならブッ飛んだデザインのキャラクターを創作してみたいなと思い描き始めたイラストなのでキャラデザの構成にはいつも以上に力を入れています。
宇宙を渡航するという設定が大元で決まっていたのでツノの形は人工衛星をモチーフに、人工衛星の出っぱってるところって太陽光からエネルギー貰う部位だよな...という結構決めつけに近い考えでツノの内部にエネルギーを蓄えられるという設定を追加し、ぱっと見てもわかりやすいようにキツく発光する球体のパーツを配置してエネルギーが圧縮された玉を表現しました。
コンセプトに据えた神性にファラオの概念が関わっているということを知り、ファラオ!エジプト!ミイラ!という連想ゲームで体中に包帯をイメージさせるような帯状の触手がぴっちり巻き付いているような見た目にしました。
あくまで見た目はそうなっていますが実際は触手で体をかたどっているだけで中身は特定の形を持たないエネルギー体ということになっています。手足などの末端や口内が光っているのは内部のエネルギーを表現するためです。
完成までに苦労したこと、それをどのように乗り越えたか教えてください。
前述の通り発光する部位、特に内部が超高温であるというメッセージを伝えるような光の表現を持つ部位が多かったのでそれらを上手く描き切ることに苦労しました。
講師の先生たちにアドバイスをもらい今の表現に落ち着きました。
今後の作品作りでチカラを入れていきたいことは?
最近はキャラクターデザインに力を入れることが多かったので、今後は背景込みの世界観が伝わるようなイラストにも力を入れていきたいです。
また、基本的なデッサンや絵の安定感ももっともっと鍛えていきたいと思っています。
卒業後の目標を教えてください
沢山ありますが、第一にイラスト、デザインを創り出すことを楽しみ、最終的には自分の画風を存分に活かせるイラストレーター兼キャラクターデザイナーになりたいです。なります。
進路選びをする高校生に向けてアドバイスを!
まず妥協せずに自分の肌に合った学校を探すと後悔が少なくて良いと思います。学校選びは大切です。
次にどこの学校に入るとして、入学してから学んでいこうとは思わず吸収できることや学べることが今既に目の前にあるなら率先して取り組んだ方が学校に入った後有意義な時間を過ごせると思います。がんばれ〜