受賞歴
卒業制作 優秀賞
★作品についてお聞きします
作品のテーマは?
24歳の誕生日を迎える自分の人生の振り返りと、これから「主人公になるのだ」という決意表明。
そのテーマにした理由と、誰に何を伝えたかったかを教えてください。
卒業制作の発表の日が「2026年2月4日」、つまり「僕の24歳の誕生日」であることが告知されたとき、直感的に「卒業制作は自分自身に深く関わるものにしなければ」と思いました。なぜそう思ったのかはうまく説明できませんが、後悔したくないという思いが心の底にあったのかもしれません。
そこから、自分はいままで何を感じてきたか、これからどうなりたいと思っているのかを見つめ直し、「ここまで生きてきた自分自身(一人称)」、「今まで出会ってきた人たち(二人称)」、「世間や第三者の声(三人称)」、「これからクリエイターとして生きる自分(第四の壁を超えた存在)」という要素にフォーカスすることで、作品のテーマやストーリーを構築していきました。
この作品は、これまで出会ってきた様々な人たちへの複雑な思いを遠回しに伝えるものであると同時に、僕を知る全ての人に対しての堂々たる決意表明でもあります。そして何より、僕自身への慰めとエールであり、自分を奮い立たせるための作品なのです。
完成までに苦労したこと、それをどのように乗り越えたか教えてください。
まず、この作品で最も苦労したのはストーリーの構築です。自分が伝えたい内容が、客観的に見ても伝わるようにするのに苦労しました。先生からフィードバックをもらいながら何度も練り直すことで、ようやく納得のいくストーリーに仕上げることができました。
また、この作品の制作にあたっては、歌詞やストーリーの考案、楽曲やイラストの制作依頼、撮影、編集など、多くのことを行う必要がありました。学業や就職活動なども並行して行う中で、圧倒的な作業量に混乱してしまうこともありましたが、一つずつタスクを書き出して整理していくことで「今、何をしなければならないか」を把握し、最後までやり遂げることができました。
そして、撮影にあたっては多くの同級生や先生方にご協力いただきました。互いに協力し合える仲間たちの支えがあったことで、この作品を完成させられたと思っています。彼らに出会えて、本当に良かったです。
卒業後の目標と、目標に向けてチカラを入れていきたいことを教えてください
4月から社会人になる自分がどうなっていくかは、想像がつかないというのが正直なところです。それでも、この作品を通じて宣言した「主人公になる」という目標を忘れず、自分が表現したいと思うものを作品として発表していきたいです。
そのために、自主的な映像制作を続け、コンテンツの発信を行っていくと同時に、仕事を通じてレベルを上げていきたいと考えています。SNSやYoutubeなどで発信を行っていきますので、この作品がいいなと思っていただけたのであれば、何卒応援よろしくお願いいたします。
作品への感想に対して、感じたこと
卒業制作発表会で作品を公開してから、様々な人から「良かった」という感想をもらいました。熱烈な思いを伝えてくれる人や、「最高傑作だ」と言ってくれる人までいて驚きました。この作品は完全に自分のエゴで作ったものだったため、そんな作品がが他者の心を動かせるとは思ってなかったのです。
そのため、称賛の声をどこか受け止めきれない部分がありつつも、自分の感情を全力で込めたものが他人の心を動かせたことはとても嬉しかったです。「自分が表現したかったものを全力でやりきって、それが他者の心を動かした」という体験は、これからの創作への自信にもつながっていくと思います。今後も、自分が表現したいと思うもの、自分が良いと思えるものを作り続けて、誰かの心を揺らすことができれば、それが僕にとっての幸せなのです。
もし、この作品を見て「自分も映像作品を作りたい」と思った方がいるのであれば、周囲からの評価はいったん気にせず、自分がやりたいと思ったことに全力を注いでほしいです。全身全霊で作った作品は、そうしようと思っていなくても、自然と他者の心を動かすことができるはずですから。
